祇園祭


長刀鉾の和縄
 
和縄を撮ったのははじめてだと思う。
桧扇と言う花が祇園祭の花だと知ったのも今年。

それから、役行者山の護摩焚にも出くわした。
北観音山の吉田家の屏風祭りはインド更紗の展覧会で、
昨年の現代アートとは趣を異にしていた。
陰影礼賛な雰囲気には変わりないが、
看板やら、ビニールのカバーやらはやはり風情がない。

風情がないと言えば…
青白い蛍光灯に照らされた加藤清正の甲冑はここではもう見られない。
あの蛍光灯どうにかならないかと思っていたが、なくなると少し寂しい。
 
祭りでにぎわう町の中で、歯の抜けたあとのようなあの場所も
いつか新しい風景が埋め、なじんでいく日が来るのだろう。
 

長刀鉾のお稚児さんの旧装束
 
 
 
 

北観音山
 

吉田家の屏風祭り