七菜葉粥


七草がゆ ならぬ 七菜葉粥(なななっぱがゆ)
 

七草がゆから七菜葉粥に変えて、もう十年ぐらいになるだろうか?
子供のいる暮らしをもっと楽しみたいと、京都らしさや季節感を大事にしてきた。
 
早春の野原で春の七草をさがしてこそだよなぁと思いつつ、
花もない時期に野生の七草を見つけるわけもなく、
スーパーなどで4〜500円で売られている「七草セット」を買い、
粥に仕立てていた。
 
やがて、行き着いたのが、七菜葉粥。
冷蔵庫をのぞくと、正月用にそろえた葉もの野菜が中途半端に残っている。
 
春の七草のうち、毎年入るのは蘿蔔 (すずしろ)。
それに、菘 (すずな) 、芹を買い足し、あとは野菜室から候補?を募る。
キャベツ、みつば、白菜、ブロッコリー、葱、菊菜、水菜、青じそなどから選び
七種類に仕立て、さらにしょうがを入れたり、
鶏スープで中華風にアレンジしたりしていただく。
今年の七草当てなどをしたこともあったような記憶が…。
 
母との同居が始まって、4度めの正月。
母の嫌いな芹は粥に入らなくなった。
帰省した息子も昨日の朝すでに出立し、母と二人質素な粥をいただいた。
 

今年は、写真左から
ほうれん草・白菜・水菜・大根・キャベツ・みつば・葱 の七菜葉
 

赤かぶ漬けと千枚漬
おせちの残りや漬け物と一緒に